はてなブログのSEOってすごいんですね。
ブログを移行したり、削除しても検索結果にしぶとく残り続けます。
中身のないページは検索してたどり着いた方の期待を裏切ってしまうため、後片付けはしっかりやりましょうという話。
はてなブログの評価が高すぎて移行先のページより検索結果が上位にあるからの続きになります。
ちなみにProではなく無料のユーザーです。
現象
記事を独自のブログへ移行しました。 その際、中身を消して移行先のリンクだけにして4ヶ月経っても検索上位に残ります。 さらに、その記事すら削除して1週間経ちましたが、Entry is not foundのページが検索結果に残っています。
検索キーワードは「Java post json」と、ニッチな技術記事なので競争が緩いのも原因ではあります。
2番目が中身を消したはてなブログの記事。 3番目が移行した先の記事。
はてなブログのリンクを踏むと、Entry is not foundになる。
HTTPのステータスは404 Not Found
。
ニッチだからこそ中身のないページが上位に表示されるのは困るしとても申し訳ない気持ちになる。
経緯
- 2017/09/21 はてなブログへ記事を投稿する。
- 2018/07/28 ブログを移行、中身を消して移行先のリンクを表示する。
- 2019/01/11 公開していた記事を削除した。
- 2019/01/23 検索結果に残っていることを確認、削除を試みる。
- 2019/02/06 削除依頼をしたページ以外が残っていることを確認。削除する。
404のページがなぜ消えないか
はてなブログの記事を削除すると404が返ってくる。 HTTPステータスコードの404は、「削除」ではなく「見つからなかった」を意味する。 ウェブブラウザが表示する「サーバが見つかりません」のようなメッセージは、サーバとの接続に失敗したことを表すもので、404とは別である。
検索結果からなかなか消えない理由について こちら の記事にGoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏の翻訳された解説があります。 解説を要約すると、
- ページの削除を意味する410ステータスコードがある。
- Googleは2007年までは404も410と同等に扱って削除していた。
- 不注意によってページが消えていた場合など、復旧する道を残すための安全域としてインデックスに残すようにしている。
とのことです。 404を返すページでもすぐには消えないことがわかりました。
記事を削除してから
赤枠が記事を全て消してからのアクセス数。 1週間経っても元気にアクセス数を稼いでいることがわかる。
技術ブログは平日にアクセスが多いため、正月休みのあたりは
消し方
404を返しているため、このまま待っても自然と検索結果から消えるはずです。 それもいいですが、削除依頼をする方法もあるためやってみます。
Googleの古いコンテンツの削除から削除依頼を申請できる。 こちらに検索結果に残っている「JavaからJSON文字列をPOSTで送信する - suzu6 - はてなブログ」のURLを貼ってリクエストした。
このリクエストはすでに変更済みまたはウェブから削除済みのページや画像に対してのみ有効です。 「ページが生きているけど消したい!」なんてことはできないようです。 個人情報など法的な理由での削除依頼はこちらから申請してください。
数分ほど待つと既に存在していないことを確認した旨のメッセージが出ます。 削除をリクエストを押します。
リクエスト済みの一覧に「保留中」として追加されました。 これで、自然に待つよりも早く検索結果から削除されると思います。
翌 2019/01/24
昼頃確認すると、依頼したページが削除されていました! 仕事が早い!
ステータスが「削除済み」になっています。 検索でも確認しましたが、出てきませんでした。
サイトのページがインデックスされているか確認するには、Googleの検索フォームにsite:サイトのURL
を入力して確認できます。
site:http://suzu6.hatenablog.com
で確認すると依頼したページだけ削除されていました。
はてなブログの記事を削除してから1週間以上残っていたページも 依頼を出して翌日に削除されるのはいいですね。 404のページは評価が下がるとも言われているため、待つよりも積極的に削除申請を出した方が良さそうです。
2019/02/05
1月に削除したページ以外が検索に残っていた。 削除依頼を出さないとまだまだ残っていそう。
これらも削除しました。