
## はじめに

プログラミング言語の人気度を[Google Trend](https://trends.google.co.jp/trends/)で調べました。

対象は**Python**、**Java**、**Javascript**、**PHP**、そして**Ruby**です。

## プログラミング言語のトレンド

**調査日：2018年08月01日**

日本でのここ一年の検索数は、Java > Python = Javascript > PHP > Rubyの順序です。

![trend](https://www.suzu6.net/images/posts/41/trend.png)

思ったほどJava一強ではなくないんですね。

## 島根県はRubyが一番

![trend](https://www.suzu6.net/images/posts/41/area_trend.png)

タイトルにもあるとおり、島根県だけRubyが一番でした。
Rubyは他の言語に比べて、検索数は少ないのになぜでしょうか。

「島根県 Ruby」で検索すると。。。

[しまね発Ruby | 島根県立地情報ポータルサイト・しまねスタイル](https://www.shimane-style.com/shimane-it/ruby.html)

Rubyの開発者である「まつもとゆきひろ氏」が在住しているため、産官学民が一体となった活動を進めているようです。

なるほど。お住まいの地域までは存じませんでした。

それにしても、すごく力を入れているのがわかります。
民間・大学・高専での普及だけでなく、**2016年から松江市内の全中学校でRubyプログラミングの授業を実施**まで行われているようです。
また、25歳以下でIT業界を目指す人を対象とした「[Ruby合宿](http://www.rubycamp.jp/)」や、市町村の公用・公益事業用システムをRubyを用いて開発する場合、開発にかかる経費の2分の1を負担する「[Ruby導入促進支援事業](https://www.shimane-style.com/docs/2016062000023/)」があります。

こういった地域の取り組みの成果も現れているようです。

> 　成果は確かな数字となって現れた。島根県情報産業協会の調査によると、2007～15年までの県内におけるIT関連企業従事者は37.3％増加。同期間におけるIT関連の売上高は89.1％の伸びを見せた。  
> 引用：[【島根県】公と民が協調してRuby人材を育成、技術者や企業を誘引](https://www.nikkeibp.co.jp/atcl/tk/PPP/012500054/021500002/)

ITと地域創生が上手く噛み合っている例は、日本では少ないかと思います。
（おこがましい分析ですが）島根県で上手くいった要因は、

- 言語の開発者がいてRubyに特化できたこと
- 官民が危機感を持って柔軟に対応してきたこと
- IT産業が場所を選ばないこと

の３点でしょうか。言語の開発者という拠り所はとても大きな存在だと思います。

## まとめ

軽い気持ちで調べたら、素晴らしいことを知ることができました。
はじめは発祥の地としてあやかっているだけかと思いましたが、想像以上に確かな取り組みをしているようです。

住んでいる札幌は日本のIT業界の中では「ニアショア」という位置付けですが、島根県のように盛んになって欲しいと思います。

私も、この機会にRubyを覚えたいと思います。

Google Trendでプログラミング言語の人気を調べたら、島根県だけRubyが一番人気だったので掘り下げてみる