はじめに
プログラミング言語の人気度をGoogle Trendで調べました。
対象はPython、Java、Javascript、PHP、そしてRubyです。
プログラミング言語のトレンド
調査日:2018年08月01日
日本でのここ一年の検索数は、Java > Python = Javascript > PHP > Rubyの順序です。
思ったほどJava一強ではなくないんですね。
島根県はRubyが一番
タイトルにもあるとおり、島根県だけRubyが一番でした。 Rubyは他の言語に比べて、検索数は少ないのになぜでしょうか。
「島根県 Ruby」で検索すると。。。
しまね発Ruby | 島根県立地情報ポータルサイト・しまねスタイル
Rubyの開発者である「まつもとゆきひろ氏」が在住しているため、産官学民が一体となった活動を進めているようです。
なるほど。お住まいの地域までは存じませんでした。
それにしても、すごく力を入れているのがわかります。 民間・大学・高専での普及だけでなく、2016年から松江市内の全中学校でRubyプログラミングの授業を実施まで行われているようです。 また、25歳以下でIT業界を目指す人を対象とした「Ruby合宿」や、市町村の公用・公益事業用システムをRubyを用いて開発する場合、開発にかかる経費の2分の1を負担する「Ruby導入促進支援事業」があります。
こういった地域の取り組みの成果も現れているようです。
成果は確かな数字となって現れた。島根県情報産業協会の調査によると、2007~15年までの県内におけるIT関連企業従事者は37.3%増加。同期間におけるIT関連の売上高は89.1%の伸びを見せた。
引用:【島根県】公と民が協調してRuby人材を育成、技術者や企業を誘引
ITと地域創生が上手く噛み合っている例は、日本では少ないかと思います。 (おこがましい分析ですが)島根県で上手くいった要因は、
- 言語の開発者がいてRubyに特化できたこと
- 官民が危機感を持って柔軟に対応してきたこと
- IT産業が場所を選ばないこと
の3点でしょうか。言語の開発者という拠り所はとても大きな存在だと思います。
まとめ
軽い気持ちで調べたら、素晴らしいことを知ることができました。 はじめは発祥の地としてあやかっているだけかと思いましたが、想像以上に確かな取り組みをしているようです。
住んでいる札幌は日本のIT業界の中では「ニアショア」という位置付けですが、島根県のように盛んになって欲しいと思います。
私も、この機会にRubyを覚えたいと思います。