EC2のインスタンスを停止しても勝手に新しくインスタンスが作られて起動してしまうようになった。 調べていくとよくわからず設定していたAuto Scalingが原因だったようです。
症状
インスタンスがゾンビのように復活する。 ひとつのインスタンスを停止すると、新たにインスタンスが作成され起動している。 インスタンスのアクションからはそれを解消できるようなメニューは見当たらなかった。
勝手に生成されたt2.microの残骸。 (※t2.largeは別途立てたものです。)
原因:Auto Scaling
原因はインスタンスをAuto Scalingのグループにアタッチしていたことでした。 下図のように操作を行い自動起動も設定すると同様の現象になります。
Auto Scalingはアプリケーションの負荷に応じてインスタンス数を増減できる機能です。 インスタンス数の最小サイズが1としていたため新たに起動していたようです。
解消法
EC2の左メニューにAUTO SCALINGの項があります。 まず、Auto Scalingグループを開いてインスタンスに紐づいているグループを削除します。
続いて、同じく左メニューから起動設定を開いて起動設定を削除します。 このとき、Auto Scalingグループが紐づいていると削除できません。
以上でゾンビインスタンスも停止することができました。
参考
このふたつは、ELBを利用していたことによって同様の症状になったようです。 Auto Scalingではなかった場合は、ELBも確認してみて下さい。
CloudFrontが期待した動作をしないときに確認する症例集
AWSCloudFrontschedule2019-07-30
EC2のインスタンスを停止しても勝手に新しくインスタンスが起動する
AWSschedule2019-06-26
psql FATA role "ec2-user" does not exist|Amazon Linux2にPostgreSQL10を入れたとき
エラー解消PostgreSQLAWS環境構築schedule2019-05-14
Amazon Linux2にPostgreSQL10をインストールして初期設定する
PostgreSQLAWS環境構築schedule2019-05-14