schedule2019-06-26

EC2のインスタンスを停止しても勝手に新しくインスタンスが起動する

EC2のインスタンスを停止しても勝手に新しくインスタンスが作られて起動してしまうようになった。 調べていくとよくわからず設定していたAuto Scalingが原因だったようです。

症状

インスタンスがゾンビのように復活する。 ひとつのインスタンスを停止すると、新たにインスタンスが作成され起動している。 インスタンスのアクションからはそれを解消できるようなメニューは見当たらなかった。

instance

勝手に生成されたt2.microの残骸。 (※t2.largeは別途立てたものです。)

原因:Auto Scaling

原因はインスタンスをAuto Scalingのグループにアタッチしていたことでした。 下図のように操作を行い自動起動も設定すると同様の現象になります。

setting

Auto Scalingはアプリケーションの負荷に応じてインスタンス数を増減できる機能です。 インスタンス数の最小サイズが1としていたため新たに起動していたようです。

参考:Amazon EC2 Auto Scaling とは

解消法

EC2の左メニューにAUTO SCALINGの項があります。 まず、Auto Scalingグループを開いてインスタンスに紐づいているグループを削除します。

auto

続いて、同じく左メニューから起動設定を開いて起動設定を削除します。 このとき、Auto Scalingグループが紐づいていると削除できません。

up

以上でゾンビインスタンスも停止することができました。

参考

このふたつは、ELBを利用していたことによって同様の症状になったようです。 Auto Scalingではなかった場合は、ELBも確認してみて下さい。