schedule2019-04-01

Windows10にWSLで作った環境にdockerをインストールするまで

Windows10でWSL(Windows Subsystem for Linux)を使ってみて、すごく便利だと感じています。

以前はDockerToolboxを利用してDocker環境を構築していました。 今回、WSLのLinux上にdocker環境を構築して乗り換えます。


2021/11/16 追記

Windows HomeではWSL2を利用してDockerがインストールできます。 WindowsでのDocker環境の構築方法は次の記事にまとめました。

WSL2とDocker Desktop on WindowsでDocker環境を構築する


環境

  • Windows 10 HOME
  • ubuntu 18.04

WSLの準備以降は、普段のubuntuでの環境構築と同じです。

WSLの準備

すべてこの記事を参考に環境構築できました。

WSL(Windows Subsystem for Linux)を使ってみた - Qiita

少し補足①

初回起動時にaptをアップデートします。 パッケージリストの更新とインストール済みのパッケージを更新。

# パッケージリストの更新
$ sudo apt-get update

# インストール済みのパッケージを更新
$ sudo apt-get upgrade

少し補足②

コマンドプロンプトからいつでもwslのLinux環境に切り替えられます。

# コマンドプロンプト
> wsl

# Linux Terminalに切り替わる。
$ 

wsl -d <ディストリビューション名>で指定もできます。

dockerをインストールする

docker doc

"Install using the convenience script"の項の手順でインストールしました。 スクリプトでのインストールは便利ですが、既にDockerがインストール済みであったり、本番環境にはお勧めされていません。 初回だったので使いましたが、他の方法に比べ楽でした。

スクリプトの取得と実行。

$ curl -fsSL https://get.docker.com -o get-docker.sh
$ sudo sh get-docker.sh

これだけでインストールできました。

$ docker -v
Docker version 18.09.4, build d14af54266

docker-composeをインストールする

WindowsやMacのdockerパッケージにはdocker-composeも含んでいます。 しかし、Linuxでは別途インストールする必要があります。

docker doc. こちらのインストール手順に則りました。

Docker Composeの安定版をダウンロードする。

$ sudo curl -L "https://github.com/docker/compose/releases/download/1.24.0/docker-compose-$(uname -s)-$(uname -m)" -o /usr/local/bin/docker-compose

実行可能権限をバイナリに適用します。

$ sudo chmod +x /usr/local/bin/docker-compose

インストールの確認。

$ docker-compose --version
docker-compose version 1.24.0, build 0aa59064

以上で環境構築ができました。

もし、docker-composeコマンドが認識されなかったら、パスを確認して下さい。 /usr/binにシンボリックリンクを作るときは以下のコマンドです。

$ sudo ln -s /usr/local/bin/docker-compose /usr/bin/docker-compose