Windows10でWSL(Windows Subsystem for Linux)を使ってみて、すごく便利だと感じています。
以前はDockerToolboxを利用してDocker環境を構築していました。 今回、WSLのLinux上にdocker環境を構築して乗り換えます。
2021/11/16 追記
Windows HomeではWSL2を利用してDockerがインストールできます。 WindowsでのDocker環境の構築方法は次の記事にまとめました。
WSL2とDocker Desktop on WindowsでDocker環境を構築する
環境
- Windows 10 HOME
- ubuntu 18.04
WSLの準備以降は、普段のubuntuでの環境構築と同じです。
WSLの準備
すべてこの記事を参考に環境構築できました。
WSL(Windows Subsystem for Linux)を使ってみた - Qiita
少し補足①
初回起動時にaptをアップデートします。 パッケージリストの更新とインストール済みのパッケージを更新。
# パッケージリストの更新
$ sudo apt-get update
# インストール済みのパッケージを更新
$ sudo apt-get upgrade
少し補足②
コマンドプロンプトからいつでもwslのLinux環境に切り替えられます。
# コマンドプロンプト
> wsl
# Linux Terminalに切り替わる。
$
wsl -d <ディストリビューション名>
で指定もできます。
dockerをインストールする
"Install using the convenience script"の項の手順でインストールしました。 スクリプトでのインストールは便利ですが、既にDockerがインストール済みであったり、本番環境にはお勧めされていません。 初回だったので使いましたが、他の方法に比べ楽でした。
スクリプトの取得と実行。
$ curl -fsSL https://get.docker.com -o get-docker.sh
$ sudo sh get-docker.sh
これだけでインストールできました。
$ docker -v
Docker version 18.09.4, build d14af54266
docker-composeをインストールする
WindowsやMacのdockerパッケージにはdocker-composeも含んでいます。 しかし、Linuxでは別途インストールする必要があります。
docker doc. こちらのインストール手順に則りました。
Docker Composeの安定版をダウンロードする。
$ sudo curl -L "https://github.com/docker/compose/releases/download/1.24.0/docker-compose-$(uname -s)-$(uname -m)" -o /usr/local/bin/docker-compose
実行可能権限をバイナリに適用します。
$ sudo chmod +x /usr/local/bin/docker-compose
インストールの確認。
$ docker-compose --version
docker-compose version 1.24.0, build 0aa59064
以上で環境構築ができました。
もし、docker-composeコマンドが認識されなかったら、パスを確認して下さい。
/usr/bin
にシンボリックリンクを作るときは以下のコマンドです。
$ sudo ln -s /usr/local/bin/docker-compose /usr/bin/docker-compose