データの可視化を勉強する上で、せっかくなら有益な情報をまとめていくと良いと考え作成した。 尚、こういうデータも公開されているよと広めることが第一であり、 洞察に関してはあまり参考にしないで下さい。
出典:政府統計の総合窓口(e-Stat) 科学技術研究調査 / 平成30年科学技術研究調査 を加工して作成
グラフの描画にはamChartsjsを利用した。
出典元のグラフではどうなっていたか
[総括] 研究主体,組織別研究関係従業者数(企業,非営利団体・公的機関,大学等)
出典元の初期表示ではこのように非常に分かりずらい。(表示項目やグラフ表示は設定変更が可能です)
組織数 VS 研究関係従業者数
※ 読み込みが遅いので少々お待ちを。
上の図が2018年の組織数と研究関係従業者数をドーナッツグラフで表したもの。 内側が組織数、外側が研究関係従業者数の割合。従業者には、研究者に加え研究補助、技能職、事務職が含まれる。
- 国内の研究従業者の大半は企業に属している。
- 国立は大学数(5.5%)に対して従業者(18.1%)の数がかなり多い。個々の大学の規模が大きいことが窺える。
- 私立と国立では研究従業者数が同程度いる。
出典:[総括] 研究主体,組織別研究関係従業者数(企業,非営利団体・公的機関,大学等)
Chartの参考:Nested donut chart
大学の専門別研究本務者数の内訳
続いて、2018年の専門別の研究本務者数のグラフ。 学生の数ではありません。 機関は国立、私立、公立の学部、短期、大学附置研究所などを含みます。
- 分野別の占める割合を表示するにはTreeMapがよく合う。
- 保健に所属する研究者が全体の1/3を占めている。
- 医育機関附属の病院の医師が5万人いる影響か([施設・業務の種別にみた医師数](https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/16/index.html))。
- 学生の数は多いはずだが工学部の研究者は少なく見える。
出典:科学技術研究調査 平成30年科学技術研究調査 [大学] 組織,大学等の種類,専門別研究本務者数(大学等)
Chartの参考:Simple Treemap
大学の専門別内部使用研究費の内訳
単位は千円。
受入研究費や自己負担研究費の項目があったが、内部使用研究費が使った額だと思うのでこれをまとめた。
- 専門別研究本務者数では人文と社会学が分かれていたが、ここでは合算になっている。
- 順位によって色が決まっており、分野ごとの色も異なるため見づらく申し訳ない。
終わりに
amChartsのグラフを試用することはできた。 実際のデータから何かを洞察するためには、動機と目的の部分が足りていなかったように思う。
今回はここまで。
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