schedule2019-03-26

PHPをブラウザ上で実行して動作確認できるサイトのまとめ

PHPの動作確認をしたいとき、ローカルに環境がないと結構面倒です。 ブラウザ上で簡単にPHPの動作確認が出来るページをまとめました。 バージョンの違いを試したいときにも役立つはずです。

3v4l.org

3v4l

https://3v4l.org

PHP専用の環境です。 中央のフォームにコードを書いて「eval();」ボタンを押すと実行できます。 PHPに特化しているため、シンプルで使い勝手が良いです。

  • 複数バージョンで実行
  • コードのパフォーマンス比較もできる
  • シンタックスハイライト付き
  • 登録なしでサイトを開いて直ぐに利用できる

使い勝手が良くお勧めできるので、もう少し詳しく説明します。

複数のバージョンで比較できる!

このサイトが素晴らしいのは、複数のバージョンで動作確認して比較できることです! バージョン毎の出力やエラーを確認したり、実行時間の確認が可能です。

例)Hello World

例えば、どのバージョンでも対応してそうなecho "Hello World";を実行すると。。。

hello

出力と一緒に、Outputの上部に「Output for 4.3.0 - 5.6.40, hhvm-3.10.1 - 3.22.0, 7.0.0 - 7.3.3」と出ました。 これは、4.3から最新の7.3まで同じ出力だったことを示してます。

例)新しく導入した書き方

続いて、バージョンに依存する場合です。 php 7から導入されたスカラー宣言を実行すると。。。

scalar

※ スカラー宣言は関数の引数に型を強制する方法です。

「Output for 7.0.0 - 7.3.3」は正しく出力しています。 それ以下のバージョンでは、エラーが返ってきていることが分かります。

また、それぞれのタブには実行時間やメモリの使用量までもがバージョンごとに視覚的に分かります。

result

paiza.io

paiza

paiza.io

皆さんご存知の通り、Paizaです。 PHPだけでなく、CやJavaなど複数の言語の動作確認がここだけで出来てしまいます。

  • Ctrl+Enterで実行できる
  • 複数のファイルが作れる
  • スケジュール実行できる
  • GitHub連携
  • 日本語対応
  • エディタの設定変更可能

など、機能が豊富にあります。 マウス操作が面倒なので細かく修正するときCtrl+Enterで実行できることが地味に嬉しいです。 ただし、プログラム実行のタイムリミットは2秒ですので、効率の良いコードを心がけて書きましょう。

cloud9

cloud9

AWSが提供する、クラウドベースの統合開発環境(IDE)。 少し使いましたが、EC2のコードを編集してそのまま公開できたりと便利です。

最初のAWSへ登録をして環境を構築するまでが、上記二つと比べて大変です。 そして、EC2を使うため1年の無料期間を超えるとお金がかかります。

その他のブラウザ上の実行環境

競技プログラミングのサイトです。 常設のpractisなどのコードテストで動作確認できなくはないです。 が、サイトの目的と異なるので、おすすめはできません。

バージョンはPHP7.0.15です。

atcoderと同様に競技プログラミングのサイト。

オンラインプログラミング学習サービスです。 この中のPHPのコースを選択すればできなくはない。

バージョンはPHP7.1.17でした。

おわりに

JavaScriptの動作確認はたくさんありますが、PHPとなると全然見つかりません。 英語でもいくらか検索しましたがなさそうです(多分)。 サーバ側での実行が必要だからでしょうか? ほかのサーバサイドの言語も同様に少なそうです。

その中でも、初めて知った3v4l.orgはかなり使いやすいですね。 まだ始めたばかりなので、異なるバージョンの挙動を教えてくれるのはありがたいです。 調べていて、バージョンが古かったなんてこともありますし。

競プロやオンライン学習のサイトではなく、動作確認はPaizaや3v4l.orgを使ったほうがよいと思います。